宇宙の歩き方 −はじめての宇宙旅行−
2004年6月21日(米太平洋時間)ついにアメリカで民間初の宇宙旅行が実現した。
といっても地球周回軌道に達するわけでもないけどな。
一応一般的には高度100km以上を「宇宙空間」と定義づけて
いるのでそういう意味では間違いなく「宇宙旅行」ではある。
でだ。
としたら俺らが生きてるうちに宇宙旅行も可能じゃないかと
まあこれ当然考えられるけどさ、ちょっと待った。
宇宙に行く時の注意事項とかみんな分かってるか?知ってるか?
…いや実は俺も知らないけどさ。
とりあえず考えられる範囲で、はじめての宇宙旅行の注意書きしてみる。
正直正しいかどうか疑問な点も無いわけじゃないけど。
まずいくらかかるか、という問題だけど、かつては2000万〜4000万
といわれていたが、この企業的には200万〜1000万(ずいぶん幅あるな)
を予定しているらしい。一人200万なら手が届かないわけでもないな。
…近い将来絶対宇宙結婚式やるバカいるぞ。賭けてもいい。
次にこっちのほうが重要かもしれない。
宇宙にいく際の体調だが、これはとりあえず万全にしておかねば
いけないだろ。というのは、やっぱりなんだかんだいって3G程度の
加速ってのは覚悟する必要があるからだ。
…3G加速ならジェットコースターほどですらないけどよ。
まあ健康でそこそこの年齢であれば特に問題は無い、と思う。
逆にいや、まだジェットコースターに乗れないお子さんにはお勧めできない。
その他どうしたらいいかだけど、原則無重力状態になるまで
シートベルトを締める、タバコは吸わない…飛行機と同じ、と考えて
いいんじゃないだろうか。
客的にはちょっと加速のきつい飛行機、と思ってくれれば間違いない。
乗務員の指示にはしっかり従うこと。
ハイジャックもといスペースジャックだけは間違いなくお勧めできない。
操縦管握ってホワイトハウス狙うにしてもジャンボ使ったほうが威力あるわ、拳銃
ぶっ放したら壁に穴開くわ、大体突入角度誤ったら燃え尽きるわと
素人どころかプロにもお勧めできない。ダメ、絶対。
長時間の飛行でなければ、健康に気を使うこととかはまあ全く無いと
思うぞ。優雅な時間をお過ごしください、といっても数分だけど。
さて、ここから先はかなり長時間の宇宙旅行を踏まえたお話。
そこまで長時間の宇宙旅行するつもりがないなら全く読まなくていい。
…長時間の飛行(丸一日以上)やるとなると俄然話が変わってくる。
一日無重力だと、戻ったら体がかなり重いぞ。
数十日宇宙空間にいたらもう大変だ。骨はもろくなる、心臓は弱くなるわ
歩けなくなるわとそりゃもうすごいことに。
旧ソ連の宇宙飛行士たちが経験した話を元にすると、長時間の
宇宙空間での生活が人体に及ぼす影響は限りなく悪い。
しかも、鍛えに鍛えた屈強な宇宙の漢たちですらそれだ。
一般の訓練を受けてない人間だったらもっと状況は悪いはずだ。
さらに長時間の宇宙飛行だと、強烈な宇宙線に晒される可能性もある。
飛行機の乗務員ですら怪しいといわれているのだ、当然危険はあると思う。
短時間だったらあんまり気にしなくていいけどな。
逆にメリットもあることはある。
多分エコノミークラス症候群は起きないはず、確証は無いけど。
重力の影響が少ないため、血流がとどまりにくいからだ。
あんまり縮こまってたら、やっぱりなるかもしれないけど。
の一方で顔がはれぼったくなるのも間違いない。
普段重力で足のほうに引っ張られる血液だが、そいつが無くなる
にもかかわらず、心臓が頑張りすぎるからだ。
新婚カップルはそこを覚えておこう。「宇宙離婚」なんて悲しすぎる。
一応○○○の話もしようかと思ったけど若い人も見てるしやめます。
話によるとフランス人が試したらしいが。さすがフランス。
あと、英語出来たほうがいいかもしれない。
多分当面はアメリカあたりから宇宙にいくことになると思うんで。
アメリカ発宇宙行き。なんだかなあ。
え?中国も参入するかも?じゃあ中国語?
日本企業はいつやるんだか…。いや企業ならやりたい奴もいるだろうけど
前例が無いとか言って潰されたりしないだろうな。
こうなったら宇宙特区作ってくれよ小○首相!